SEは非常に高度な語彙力を要求するセクションです、
TOEFLやIELTSで必要な語彙力の倍は必須となります 。
Sentence Equivalenceは適語選択問題です。
この問題は、与えられた1つの文章の中に1つ空欄があり、その空欄に当てはまる適切な単語を6つの選択肢の中から2つ選ぶ問題です。2つ選ぶというと少し難しい気もしますが、選んだ2つの単語を空欄に入れた際に文章が同じ意味になるようにする必要があるので、選択肢の中から類語のセットを探すという意味では、回答を導き出すヒントになる可能性もあります。問題集は20問中約4問程度で、1問1分程度で回答する必要があります。
与えられた空欄に入れる単語を2つ選ぶ、その際どちらを選んでも同じ意味になるようにしなければいけない。というと少し分かりにくいと思いますので、問題の出題形式を把握しましょう。
出題形式について
以下のような出題形式となります。
Direction:
Select the two answer choices that, when used to complete the sentence,
fit the meaning of the sentence as a whole and produce complete sentences
that are alike in meaning.
【日本語訳】
文章を完成させるために適切な選択肢を2つ選びなさい。その際完成した文章がどちらも同じ意味になる必要があります。
例題:
She volunteered to work in a mathematics class because of her ( ) nature.
1. selfish
2. naive
3. altruistic
4. baneful
5. candid
6. benevolent
実際はこのような単純な文章が出題されることは非常に稀です。しかし問題の趣向を理解するために見ていきたいと思います。まず重要なことは6つの選択肢の単語に意味が理解できることです。もし文章と単語の意味が全て分かるとどのような問題になるでしょうか?
【日本語訳】
彼女は持ち前の_________性格を活かし数学クラスでボランティアとして働いている。
1. 自分勝手な
2. 単純な
3. 利他的な
4. 有害な
5. 率直な
6. 親切な
以上のようなもし文章及び選択肢の単語が全て理解できれば、回答は自然に3と6ということが分かるでしょう。ここまで解説すると既にお気づきの方も多いと思いますが、このセクションは同意語のペアを探す問題です。ではもし全ての選択肢の単語が理解できたと仮定して、どのようなペアができるでしょうか?
自分勝手な
有害な
単純な
率直な
利他的な
親切な
以上のような3つのペアが選択肢の中に存在します。そして設問となっている文章の中でどのペアが最も意味的に適しているかを回答する問題となります。
今回のように設問の文章、選択肢の単語の全ての意味が理解できれば問題なく回答を導き出すことができますが、設問の文章が非常に複雑だったり、選択肢の単語が非常に難解だったりします。そのため回答ストラテジーをしっかりと理解する必要があります。
Sentence Equivalence回答ストラテジー
ここではSentence Equivalenceは一見すると単語問題のようにも見えますが、ネイティブでも理解が難解な単語を留学生が理解することは非常に難しいのが現状です。そのため回答ストラテジーを効果的に利用できるようにしましょう。
設問タイプ別対策方法
回答メソッド:回答ストラテジー
類出出題形式@:順接・並列の場合
類出出題形式A:逆説の場合