Reading Comprehensionは最も馴染みのあるセクションです、
単語力を増やしできるだけハイスコアを取得できるよう準備しましょう。
論証分析を問う問題は類出頻度は高くありませんので文章読解問題の対策後に余裕がったら行いましょう。
論証分析問題は、通常50〜100語程度の文章が出題され、その文章の論理構造を問う問題などが出題されます。選択肢は5つです。
論証分析問題を解くうえで最も重要なことは、問題文のArgumentと呼ばれる50〜100語程度の著者の主張に関する文章を理解することです。その際、Argumentの文章の構成をしっかりと理解し、把握する必要があります。
論証文章問題の回答ストラテジー
論証文章問題を効果的に回答するうえで最も重要なことは下記のようなArgument(主張)の文章構造をしっかりと把握することです。
Argument(主張文章)の論理構造について:
論証分析問題で出題される問題は通常Argumentという著者の主張に関する文章が出題されますが、そのArgumentは必ず下記の論理構造で成り立っている必要があります。
Argumentの論理構造
1. Conclusion:著者の主張(結論)
2. Premise:著者の主張を証明する根拠(事実)
3. Assumption:根拠から主張が証明される前提となる仮定(通常文章中では述べられない)
以上をふまえて例文を使って説明していきましょう。
Every time I take my sister for a picnic, it rains.
Therefore, my sister causes it to rain.
以上の文章を確認して下さい、
この文章のConclusion(結論・主張)はmy sister causes it
to rainです。そしてこの主張のPremise(根拠)はEvery time
I take my sister for a picnic, it rainsとなります。
ではこの文章のAssumption(仮定)はなんでしょうか?
最初に述べておくと、この主張には無理があります。というのも、雨を降らせる原因が妹である、訳がありません。雨を降らせるのは気象の変化であり、1人の人間によってできる行為ではありません。
ではこの無理のある主張を、無理がある、ということを論理的に証明するためにはどうすればいいのでしょうか?
それはこの主張のAssumption(根拠から主張が証明されている前提となる仮定)を見つけ、そこを責めることで無理がある主張だということが証明できます。
では改めてこの主張のAssumptionを検討しましょう。
妹を連れていくと毎回雨が降る、
だから妹は雨の原因である。
この主張と根拠の間にある仮定は、例えば以下となります、
「妹以外に雨を降らす原因が考えられない」
「妹を連れていかないと絶対に雨が降らない」
「ピクニックを雨が降り易い時期に行っていない」
といった仮定です、
例えばピクニックを特に雨の降り易い時期、または場所で毎回行っているかもしれませんし、妹を連れていかなった回も雨が降ったことがあるかもしれない、
こういった根拠から結論を導き出すための前提となっている仮定をAssumptionと呼び、著者の主張(根拠)を覆したい時は、このAssumptionに無理がないか責めることで主張の正当性を効果的に攻めることができます。
論証分析能力を問う問題では主にArgument(主張)の正当性について問われますが、このAssumptionを検討することでそのArgumentの弱点や補強点、矛盾点といったことを効果的に見つけ証明することができます。
Reading Comprehension 設問タイプ別解説
上記のようにGREのReading Comprehensionは読解力が勝負です。ただ通常のTOEFLやIELTSのリーディングセクションとは異なり短い文章から長い文章まで多様な出願形態を持っています。そのため設問に応じた対策方法を習得する必要があります。
設問タイプ別対策方法
回答メソッド:回答ストラテジー
類出出題形式@:短い文章の場合
類出出題形式A:長い文章の場合
類出出題形式B:論証分析問題の場合